
◆グループ: レーザーロッド / デストロン
◆ 通称 : クラッシャー
◆ 変形 : フォード・モデルB
◆シリーズ: トランスフォーマー G-2
◆ 発売 : 1995年7月末
◆ 価格 : 800円

パッケージ

ビークルモード
フォード・モデルAの後継車として1932年に登場したモデルBは、
愛称のデュースを冠してフォード・デュース クーペと呼称される事が一般的。
フォード車で初めてフラットヘッドのV型8気筒エンジンを搭載している。
生産は僅か一年ほどで次期モデルに切り替わった為、希少性が高い。

リア
ホットロウは、デュース・クーペのロードスターを
レース用ホットロッドカーのスタイルにカスタムした姿を採用している。
ツーシーターの運転席も再現され、簡易的ながら
ステアリングもモールドするという拘りの造形。

『トランスフォーマーG2』で登場したレーザーロッドは、
クラシックカーをモチーフとしている変わり種のTFである。
ホットロウはレースカーとしてフラットなタイヤを再現し、
ホイールには銀メッキ、ヘッドライトやフロントガラスは
クリアパーツを使用する等、カーモードの造り込みも見事だ。
トランスフォーム!


ロボットモード
カーモードのフロントが胸部に、リアは脚部に変形する、
典型的なトランスフォーマースタイルとなっている。
上半身にボリュームが集中したパワフルな体型で、
カーモードと同じく武骨なイメージが感じられる。

リア
変形工程は見た目通り至ってシンプルだが、
シートをスライドさせると頭部がせり上がってくるという
連動ギミックも内蔵されており、楽しませてくれる変形だ。

『ターボチャージエンジンに装着された
デュアルキャブレターの為か、
直情的な性格で怒ると手が付けられない。
手癖も悪く自動車工場に入っては
パーツを盗んで体内メカをチューンしている。』

テックスペック
・パワー : 7
・知能 : 6
・スピード : 9
・耐久力 : 5
・階級 : 3
・勇気 : 4
・武力 : 4
・テクニック: 6

得意技:エキゾースト・バーン
『怪力で相手を胸に抱え込み、エキゾーストパイプからの
V12直噴射熱で敵を溶かしてしまう。』

首が回転、肩は前後左右に回転し、二の腕にはロール、
肘と膝にも可動軸が組み込まれ、腰は任意の方向に自由に動き、
股関節にはボールジョイントが使用されている。

G2トランスフォーマーらしく各関節が動く
フリーポーザブルを実現しており、パッケージでも
『驚異のスーパーポーズ変形メカ』とアピールされている。

腰部と股関節の構造が特徴的で、ボディには輪ゴム状の
Oリングを内蔵しており、上半身と下半身を繋いでいる。
これは1980年代からハズブロが発売した3.75インチサイズの
G.I.ジョー・フィギュアの構造を取り入れた物で、
TFではレーザーロッドにのみ採用されている。

集光ギミック
後頭部から光を当てると、
クリア成形のバイザーパーツが鮮やかに光る。
ホットロウの顔はG2TFらしさが現れており、
目、鼻、口が無い無機質なイメージのデザインである。

ドラゴンブレード
『巨大な青龍刀型レーザーロッドで切れ味は今一つだが、
所有者の桁外れの怪力と刃その物の重量に物を言わせて、
何でも一刀両断にしてしまう。』

刃渡りの広い大剣は、パワフルなスタイルを誇る
ホットロウに相応しい武装である。
海外版トイ設定での名称はライトセイバーとされ、
ドラゴンブレードの名称と武器の細かい設定は日本独自の物。

ブレードはカーモードの車体底面にセットしておく事が出来る。
車体リアにジョイントがあり、差し込んで固定する。
ボディ中央が特殊な刀の形状に合わせた形に
造形されている事が確認出来る。

『レーザーロッド』とはホットロウを始めとする
ホットロッドカーに変形するTF達のサブグループ名だが、
彼等が所有する武器の刀自体もレーザーロッドと呼ばれる。
LED内蔵の発光ギミックを搭載している事が特徴のTFで、
刀のレーザーロッドも光らせる事が出来る。

レーザーロッドは4名存在し、
サイバトロンとデストロンに二人ずつ所属している。
・サイバトロン エフェクトロ `
・サイバトロン オートボルト `
・デストロン ホットロウ `
・デストロン ファイアボット

類似したギミックを搭載したレーザーバイクの
ロードロケットとロードビッグや、大型トイの
レーザーオプティマスプライム(バトルコンボイ)も
レーザーロッドの一種と捉えて良いだろう。
但し1995年発売の日本版バトルコンボイは、
発光ギミックがオミットされている。

LEDはボンネット底部に収納されており、
固定式ではなく、コードを伸ばして
拳のジョイントにセットするという独自の仕様。
コードの長さは充分な物なので左右どちらでもセット出来る。

胸部に設置されているスイッチを押すと
LEDが発光し、クリアパーツで成形された
ブレードに光が透過して光らせる事が出来る。
レーザーロッド最大のギミックであり、赤く光った
ブレードはエネルギーがチャージされた状態にも見える。

発光ギミックは従来のG1トランスフォーマーの時代から
組み込まれてきた物だが、高額商品がほとんどであった。
レーザーロッドの様な低価格帯トイでの採用は初であり、
当時としては驚きのギミックと言える物だった。

発光ギミックはカーモードでも活かされており、
ボンネットのエンジン部分を光らせる事が出来る。
車体を上方から押し付けると前輪の車軸がスイッチを押し、
LEDが発光してボンネット全体が赤く光る。

車体底面
LEDとコードは車体底部に収納されている。
コードを折り曲げる際は、
断線を起こさない様に注意を払う事が賢明だ。
電池ボックスもフロント部に設置されており、
LR44型ボタン電池を2個使用する。

レーザーロッドは、レーザーの様に光る長い棒(ROD)と
ホットロッドカーから変形する事を掛けているネーミングである。
トイ本体の完成度も非常に高く、年月を経ても充分通用する
ギミックの面白さや変形モチーフの奇抜さ等が魅力のTFだ。
『トランスフォーマーG-2』を振り返る時、
レーザーロッドは外せないTFである事は間違いない。

⇒◆参考にならない比較◆
一見単純なデザインに見えますが、全身が可動するようにできていたりライトギミックがあったりと意欲的な試みが随所に見られるレーザーロッドはTFの歴史の中でもターニングポイントとなる重要な存在ですね。
上半身と下半身をOリングで繋ぐという構造は、だいぶ後になって手に入れた私には特に衝撃的でした。
試行錯誤があって今のTFがあるんだなぁと思います。
上半身と下半身をOリングで繋ぐという構造は、だいぶ後になって手に入れた私には特に衝撃的でした。
試行錯誤があって今のTFがあるんだなぁと思います。
G2トイはシンプルな造形なのに意外なポーズが可能だったりで、むしろ他にはないカッコ良さを感じる時がありますね。
得意技の設定も好きです(笑)
ホットロウは僕も持っているんですが、ある時脚の付け根のボールの受け側が壊れてしまって・・・
スーパーポーズをキメるホットロウを見ていたら改めて買い直したくなりました。
映画アメリカングラフィティのドライブインのプラモが出たらしいんですが、ホットロッド系はそういうのと飾っても面白そうです
得意技の設定も好きです(笑)
ホットロウは僕も持っているんですが、ある時脚の付け根のボールの受け側が壊れてしまって・・・
スーパーポーズをキメるホットロウを見ていたら改めて買い直したくなりました。
映画アメリカングラフィティのドライブインのプラモが出たらしいんですが、ホットロッド系はそういうのと飾っても面白そうです
2013/10/22(火) 01:46:31 | URL | チャックルベリー | [ 編集 ]
G2期の新規のTFは色々なアイディアが盛り込まれていて、
仰る通りTFのターニングポイントだったと思います。
レーザーロッドは発光ギミックに加えて
特殊なG.I.ジョー可動が使用されている事も驚きました。
レーザーロッドはG1TFからの流れで見ていた私にとっても衝撃的なTFでしたし、
今尚、楽しめる完成度の高さが嬉しいTFだと思います。
仰る通りTFのターニングポイントだったと思います。
レーザーロッドは発光ギミックに加えて
特殊なG.I.ジョー可動が使用されている事も驚きました。
レーザーロッドはG1TFからの流れで見ていた私にとっても衝撃的なTFでしたし、
今尚、楽しめる完成度の高さが嬉しいTFだと思います。
G2TFも顔以外の全体的なデザインはG1TFらしさが残っているにも拘らず、
予想以上に可動面が優れている事に驚いたトイでした。
この時代の独特な雰囲気がカッコイイですよね。
レーザーロッドの腰や股関節部分はG.I.ジョー準拠なので、
他のTFと比べると壊れ易いのかもしれませんね。
私も遊んでいて破損してしまい、買い直したTFが幾つか居ます。
>ドライブインのプラモ
あの往年のアメリカンなデザインはレーザーロッドに似合いますね、
しかもプラモデルが出るほど人気が高いというのも凄いと思います。
予想以上に可動面が優れている事に驚いたトイでした。
この時代の独特な雰囲気がカッコイイですよね。
レーザーロッドの腰や股関節部分はG.I.ジョー準拠なので、
他のTFと比べると壊れ易いのかもしれませんね。
私も遊んでいて破損してしまい、買い直したTFが幾つか居ます。
>ドライブインのプラモ
あの往年のアメリカンなデザインはレーザーロッドに似合いますね、
しかもプラモデルが出るほど人気が高いというのも凄いと思います。